4月よりホームページがリニューアルされました。
それに伴い、「るり子先生のあたまん中」と題して、
私のページを頂くことになりました。
これまで、子ども達や色々な親御さんと接してきて、
感じた事・考えさせれらた事、
又最近の幼児教育を囲む社会の動向等を含ませながら、
日頃私が考えている事を気の向くままに書いてみたい
と思います。
さてさて、
この4月でご入園・ご進級されたご家庭、誠におめでとうございます。
特にご入園されたお子様をお持ちの親御さんは、
毎日
「今日は、幼稚園で泣かなかったかしら」
「給食,上手に食べられたかしら」
「おもらししなかったかしら・・・」
とまだまだ不安の多い時期でしょうね。
無理からぬことです。
子ども達にとっては、幼稚園というところがまだどんな所かもわかりませんから、
「なんか変なところにつれて来られたなあ」
「あれっ、おかあさんが一緒だったのにお母さんがいない〜」
とパニックになってしまうこともあるでしょう。
そんなわが子を初めて見て、おろおろしてしまうお母さんも時々おられます。
でも大丈夫ですよ!
一週間もすれば、子ども達もすこ〜し落ち着いて周りを見られるようになります。
すると、
「ははあ〜ん。このおばちゃんは、なんかわからへんけど、
僕のことをかまってくれるみたいだなあ」とわかってきます。
小さい子ども達にとっては、20歳過ぎの先生も「おばちゃん」になってしまうみたいで、
時々陰で先生が「カチン」ときた顔してます(笑)
以前、こんな親子がいました。
入園早々、お母さんが血相変えて幼稚園に来られました。
「この幼稚園では、いじめを容認しているんですかあ!」
とすごい剣幕・・・
よくよくお話しを聴いてみると、同じクラスに乱暴な男の子がいて、
毎日息子がおなかをなぐられたと言います。
夕べなどは、夜泣きまでして・・・ということです。
そこで、どんな様子なのか、二人を担任に観察させました。
すると、結構その二人は、仲良く子犬がじゃれあうように遊んでいるとの事。
ただ、大きく違っていたのが、兄弟構成でした。
やられたといっているお子様は、一人っ子。
ちょっとやんちゃな男の子には、7〜8歳年上のお兄ちゃんがいました。
その子は、毎日お兄ちゃんとプロレスごっこをするのが遊びで、
友達にも一種の挨拶がわりにいつもの調子でプロレスをしかけたようでした。
かたや一人っ子のお子さんは、おうちでおとなしい遊びばかりをしていたようで、
幼稚園に入って一種のカルチャーショックを受けたような感じでした。
それがお母様のとっては、「いじめ」に思えたのでしょう。
同じ4歳児でも日頃の生活が違うと、遊びも全然違う場合があります。
そういえば、私の息子も幼稚園に入った直後、夜泣きをしてましたっけ・・
子ども達にとっては、幼稚園は、初めての社会です。
色々未経験なこととぶちあたって驚きの連続です。
お父さん・お母さんも心配でしょうが、ちょっと落ち着いて様子を見てみてください。
親が必要以上に不安がると、子どもは、神経質になります。
親がすぐ他人を責めると、子どもは、卑怯な考えをもつ子になると思いますよ。
そして、そういう心配事があるときは、幼稚園にご相談ください。
案外「なあんだ」ということも多いものです。
たくましくなっていくわが子をプラス思考で応援してあげてくださいね。